化粧品公正取引協議会 - COSMETIC FAIR TRADE CONFERENCE -

コスメチックQ&A - フレグランス

フレグランス
香りを楽しむ化粧品の総称です。香水、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロンなどから、石けん、入浴剤まで様々な種類があります。
長く保管してあった香水の色が変わってしまったのですが、使って大丈夫でしょうか。

 香水やオーデコロンなどのフレグランスは、香料をアルコールに溶かした大変デリケートな製品です。使用のたびにアルコール分が徐々に揮発していくので、買ったばかりの頃と比べると少しずつ色は濃くなり、香りも濃厚になって、成熟していくのがふつうです。

 使用の際に香りの変化が気にならない程度であれば、色が多少変わっても、使用してかまいません。

 そのフレグランス本来の香りを長く楽しんでいただくためにも、使用後は容器のキャップをきちんと閉め、温度変化の少ない常温の場所に保管するよう注意しましょう。開封後は一年位を目安に使用してください。

フレグランスの分類

香水やオーデコロンをつけて日光にあたると、なぜいけないのですか。

 香水やオーデコロンには、普通の化粧品より高い濃度で香料が配合されており、香料の種類も非常に多岐にわたっています。

 そのため、香料の種類や使用する人の体質、肌質などによって、香水やオーデコロンをつけて長時間直射日光を浴びると、紫外線の影響で肌がカブレたり、かゆくなったり、肌にシミをつくったりすることがあります。

 日中外出するときには、できるだけ直射日光のあたる部分を避けて香水やオーデコロンをつけるようにしましょう。

フレグランスの上手なつけ方

 香水やオーデコロンなどのフレグランスは、肌の敏感な部分や汗をかきやすい部分、直射日光があたる部分を避け、香りで自分が疲れないよう胸もとから下につけます。動くことが多く風にのって香りのたちやすいひじや膝の内側、手首の内側などにつけると効果的です。肌の弱い人は、ランジェリーやスカートの裾の裏側などにつけましょう。また、さりげなくハンカチや扇子などの小物につけておくのもおしゃれです

〔出典:日本化粧品工業連合会編「コスメッチックQ&A事典」〕